アトピーと治療のしかた(ステ・脱ステ・脱保湿?)
調べてわかったこと
@アトピーの悪循環
アトピー体質のかたには一般常識かもしれませんが。
①アトピー体質の人は肌のバリア機能が弱く、水分が保てずに乾燥している
②乾燥していると外部からの影響(汗とかホコリとか)を受けやすく、それが痒みにつながる
③掻くとさらに肌が傷つき、また乾燥とアレルギーを悪化させる
これが循環し、痒みが継続的に起こるということなんですね。
掻くという行為がどれだけ罪深いかわかります(でも止められない…)。
@アプローチ方法が千差万別
原理として書いてあることは、どの人も大体一緒なのに、
そこに対するアプローチは多種多様で、人によって言ってることが本当にバラバラ。。
ある方はステロイドで痒みを抑えつつしっかり保湿するのが大事だと言い(たぶんこれが多数派)、
ある方はステ依存回避&肌本来の強さを取り戻すためにはステロイドは使うなと言い(脱ステ推進派)、
さらには、多くのアトピー患者は保湿依存症を併発してるから保湿はするなと言う人もいる(脱保湿派)。
保湿に通じる話では、毎日お風呂できちんと洗って汚れを払い清潔にしろという人と、
早く治すためには保湿を避けできるだけお風呂に入らないという人がいたり。。
判断に困るのは、どれかが眉唾というわけではなく、
どれも著名な先生が原理や理論に基づいて治療をされており、実際にそれぞれの治療法で回復されている方が多くいるということ。
これだけ色んな道があると、どの道に進むのが良いのか悩んでしまいますよね。
@脱ステ、脱保湿はどれくらい・いつまでやればいいのか
もともと、「脱ステは完治への道」というイメージを持っていた人間です。
一時は非常に辛いけど、それを抜けたらアトピーと無縁の生活に移行できる治療法としてなんとなく認識していて、ずっと気になっていた治療法でした。
少し深掘って調べてみると、イメージどおり数か月の辛い修行を経て症状を抑えた方もいるようですが、
人によっては数年かけてリバウンド症状と戦っている方、
辛い症状に耐えられずステロイド治療に戻って落ち着いたら脱ステに取り組んで…を繰り返している方など、すぐに治るか続けられるかは千差万別、向き不向きに個人差もあるのではと感じました。
このように長い期間を掛けて完治をめざし取り組んでいる方を本当に尊敬しますが、
私には、ハイリスクハイリターンな治療のように感じたと共に、恐らく私には「向いてない」と気づきました。
最大のネックは「(どんなに順調にことが進んでも)一時的にとてつもなく酷いアトピー症状になる」ということです。(当然のことなんですけどね…)
テレワーク中心の生活になった私ですが、週に1度くらいは外出し、外部の方と対面でお仕事をする機会があります。
zoomなどオンライン会議ツールの画面越しの面談ならまだなんとかなると思うのですが、
全身化石のような肌の状態では取引先とのお話がまともにできない!
(少なくとも私は気になってしまい商談どころじゃなくなると思う。)
私のテーマは「仕事を続けながら治療する」のため、徹底的な脱ステロイドは私の生活スタイルには合わなさそうでした。
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アトピーってすごく身近な病気なのに、完治させる方法が確立されていない、発展途上な病気だったんですね。
なので私は、自分への向き不向きで考え、「デキることをやる」と割り切ることにしました。
それによって例え完治が遅くなろうとも、いま健康的に過ごせてることが大事!
今までの30年はずっとステロイド&保湿療法だったので、まずはそれ以外の考え方で治療を試してみようと思います。
情報収集した中で試してみたいことが色々でてきたので、
次回以降はその紹介と、自身の経過について記載していくつもりです。
つづく。